人気ブログランキング | 話題のタグを見る
(GW)即効性と制圧力の話
本当に語りたいことは別にあるのですが、それを語るためにはまずこの話が前提に
なるので、まずはこの即効性と制圧力の話からしてみたいと思います。


ゴトラタン(MBC)とジオの決定的な違いは何でしょうか。実はこの違いこそが今回の話の
本質であり、また現在の環境をよく表しているものなのです。

まずジオは場に出ることが仕事です。場に出た瞬間に仕事の8割は終了しています。あとは
拉致したユニットより先に死なないように気をつけていればいいのです。対してゴトラタンは
場に出ただけでは何も仕事をしません。その後のターン可能な限り生き残って攻撃に
出撃し、能力を起動させるのが仕事になるのです。

また、ジオはどんなにがんばっても強奪できるユニットは1体です。それ以上を望むには
他のカードを利用して手札に戻すなどといった手段が必要になります。対してゴトラタンは
理論上破壊できるカードの枚数に上限はありません。ゴトラタンが生存している限り、
毎ターン1枚ずつアドバンテージの差が開いていきます。

つまりジオは即効性に優れているユニットであり、ゴトラタンは制圧力に優れたユニットである
ということです。そして黒コンで採用されるユニットは大体において「ジオ型」か「ゴトラ型」に
分類されるのです。代表的なところを挙げてみますと、
ジオ型…ジオ・ティタガン・ハンブラビ・サイコ・タイタニアetc
ゴトラ型…ゴトラタン・パラス・ボルト・サブアーム・ゲンガオゾetc
といったところになります。そしてお気づきのように現在幅を利かせているユニットたちは
ほとんどが「ジオ型」、すなわち即効性に優れたユニットであるのです。

これは環境にあるデッキのスピードが速いということが原因です。言い換えるならば、
0から悠長に制圧していくという時間などはないということになるでしょう。しかしながら、
それがそのまま「ゴトラ型」のユニットが評価に値しないということにはなりません。
他の方法で向こうの圧力を緩和できるのならば、よりアドバンテージを稼ぐことができるのは
「ゴトラ型」になるのは自明です。先日情報が公開されたゼクアインなどもゴトラ型に
分類されるユニットですが、アルゴ等による時間の短縮・錯綜等による打点の緩和などの
方法が成功するならば、ティタガンを凌ぐ働きも期待できるのです。

現環境においては、錯綜・慈愛・武力などを持ってしても「ジオ型」でないと間に合わない程の
スピードだったのですが、19弾において環境が多少なりとも遅くなるのならば「ゴトラ型」の
台頭も十分に考えられることです。新旧とも様々なカードの検証をしていくことが新弾前・
直後に必要なことであると思います。
by Diz_labo | 2007-07-31 22:47 | GW

FFTCGの考察メイン      コメント・つっこみ等大募集
by Diz_Labo