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(GW)深慮遠謀、沈思黙考
大きな動きがあったときは、一晩くらい置いて見直してみると
違った受け止め方が出来るものです。

というわけで、改めて一枚制限カードの考察です。





●報道された戦争
当時のシステムから考えて仕方ないことではあるのだけど、指定1はまずかった。
1ターンに2枚打てるのもまずかった。だから1枚制限、ということなのかもしれない。
2005年春の粛清以降、テキストのミス以外をエラッタで対処ということは(基本的に)しない
方針であることは間違いないので、制圧作戦なんかのように昔のうちにいじっていたら
また違った展開になっていたのかもしれない。
X-X-Xでターン1枚制限の新カードとして生まれ変わることを期待しよう。

●エリク・ブランケ
開発者の立場になって考えてみよう。インビジブルナイツというチーム効果であることから
考えても、チームでの運用を想定していたはずだ。そして、場が膠着したときに無理やり
突破する能力としてデザインされたのであろう。実際には御覧の有様である。
デザイナーが一晩置いて見直したら、気づいていたかもしれない。エリクは群を抜いて
酷かったのだが、エリクと同様に製作者が意図していなかったんだろう、というカードは
意外と多い。機密事項の察知なんかはウイニーで使われることは想定していなかったはずだ。
(他のサイクルを見てみても、おそらく中重速が序盤の時間稼ぎに使うことを想定している)
クルスト・モーゼスといい、少し注意すれば分かる失敗をしたことは猛省してほしいと思う。

●占領政策
効果自体をとやかく言うつもりはない。古いカードであるし、一度エラッタももらっている。
時代の波に飲まれたカードではあるが、報復行動を出したときにこのデッキを想定
出来なかったのか、とは思う。FAZZが散々言われた割にパッとしなかった油断だったのだろうか。
ただ、個人的に国力周りのカードは禁止(メンテナンス)にすべきではないかと思っている。
強行偵察はメンテナンスなのに…とおもわずにはいられない。

●虚偽の報告
個人的には、やっとか、と思う。このカードはいろいろな教訓を残してくれたカードである。
このカードが出た当時はアナハイムや国力キャラなどのブーストが非常に多かった。
その対策として生まれてきたカードである。だから1国力という軽さなのだ。
しかし、環境をカードで抑えようとすると後に禍根を残す可能性があることを教えてくれた。
また、相手だけに強烈な効果を強いるカードは(特に印象が)良くないことも教えてくれた。
そして、こういうカードがあったからこそ生まれてきたのがタメGだったのかもしれない。
虚偽があるから大丈夫だろう、という甘い考えは通じないことも教えてくれた。
あとは、メンテナンスに行っていただくだけである。この状況で1ターン目に置かれて
完封されたら印象は最悪である。だが、それが有効な勝ち筋である限り随所で見られるだろう。
そんなゲームは、どうだろうか。

●切り開く力
明らかに他の4枚と比べると1枚も2枚も落ちるカード。なぜ制限なのか考えてみよう。
よくティターンズ結成や残された者の決意と比較されるが、決定的に違う点がある。
この手のカードにキャントリップは良くない。相手も引けるとはいえ、そのターンは
引いたカードも使えない。後攻3ターン目に打たれてディスカードした経験も多いだろう。
そもそも、相手が引けるから弱いと感じたことはあまりないだろう。むしろ、自分が
引けるから強いと感じるカードであったはずだ。
そして2枚目、3枚目ともなるともうゲームの体をなさない。この点は報道と同じだ。
相手ターンだけ縛って、自分は動ける。これは虚偽と同じだ。目をつけられる素養はあるのだ。
しかしもっと監視するべきものがあるだろう、とは思う。制限という「切り札」は切るタイミングが
重要である。虚偽は今ではないし、逆の意味で切り開く力は今ではないはずだと思う。


ともかく、虚偽が早々にメンテナンスに行ってほしいと思います。
だって、1枚、積むでしょ?
by Diz_Labo | 2010-10-14 12:11 | GW

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