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(雑談)同じ県のものとして
阿久根の話。個人的な見解です。





前市長の施策の是非はおいておくにしても、これで阿久根という市が
全国ニュースになることはないんだろうなぁ、と思う。もしなるとすれば、
夕張市のごとく財政が破綻したときかもしれない。そうなって欲しくはないが。

前市長が敗戦の原因にマスメディアによる報道を挙げた。もちろん、
それだけが原因ではないことは自身が一番よく分かっていることとは思うが、
事実、今回の市長選は「(前)市長vs反市長派」という報道のされ方をした。
誤解を恐れずに言えば、今回当選した新市長に関しての精査は行われなかった。
「竹原前市長の対立候補」が市長にふさわしいのかという報道はゼロではないにしろ
「竹原前市長の資質」の報道に比べて圧倒的に少なかった。
その証拠に、選挙後の報道も「竹原氏落選」のスタンスである。
新市長の顔と名前が出てこない人さえもいるのではなかろうか。
これでは、メディアにも責任があるといわれても仕方ないだろう。

以前にも書いたが、消去法で物事を決めるということは愚かなことである。
学校の試験やクイズなどで消去法が有効なのは、そこに必ず正解があるから、である。
しかし、現実社会はそんな甘いものではない。正解のない二択なんてものが
そこらじゅうに転がっているのだ。とりうる選択肢をしっかり見極めて、精査し、
最高の選択がなくとも最善の選択をしていくのがあるべき姿であるはずだ。
「前市長はダメだから相手側に入れよう」という考え(その逆も然りだが)で投票した人が
もしいるとすれば、重々反省していただきたい。また、それをあおるような報道は
反省するどころでは済まされないはずである。

しかしどこまで行っても「他人事」なのだろう。われわれも含めて。
だが、本当に他人事だろうか。消去法という安易な選択に身を委ねていないだろうか。
明日は我が身とはいうが、明日どころではない今我が事とせねばならないはずだ。

西平新市長がよりよき市政を行って欲しいと切に願うものである。
by Diz_Labo | 2011-01-17 17:39 | ひとりごと

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