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(GW)黒の一日
ブリーフィングや御しえぬ野心と並んで、黒の誇るドローソースであるサブアーム。
このカードが本当に実用レベルかどうかという検証をしてみましょう。


ガンダムTR-1[ヘイズル改](サブ・アーム・ユニット)
黒2-4-2
3/1/4
プリベント(3)
[2・3]換装〔TR-1〕
配備フェイズ:(0)このカードがリロール状態の場合、自軍本国の上のカード1枚を
自軍ハンガーに移す。ターン終了時に、(自軍ハンガーにある)そのカードを、
元の本国の下に移す。







タイトルにも書いたとおり、やってることはあの悪名高き「一日の長」と大して変わりません。
プレイした次のターンから恒久的にアドバンテージを与えるという効果は非常に強力である
ことに間違いありません。しかしながら、一日の長の如く手放しに礼讃できるほどのパワーは
残念ながら無いのが実際のところでしょう。それはサブアームが4国力のユニットである
ことに起因しているわけです。

4国力でプレイして起動がその次のターンからというのは、ドローソースとしてはいささか
遅すぎる部分があります。そしてこの4国力という国力帯は他にプレイしたいユニットがいる
という悩ましいタイミングなのです。いかにドローの安定が重要でも、目の前にバックホームが
いればティタガンをプレイしないわけにはいかないですし、次のターンに相手の手札が
2枚ならばハンブラビをプレイするのが正着といえるでしょう。もともと黒コンというデッキは
フットワークの軽いデッキではありません。どちらかというと、自分の首が絞まりつつも
相手の首を絞めていくようなデッキです。自分のリソースを増やすことは重要ですが、
相手のリソースを減らすことを断念してまですることではないのです。

うまくタイミングが噛み合って、能力を起動できるようになればこれほど強いものはなかなか
ありません。恒久的にプラスのアドバンテージをもたらすわけですから当然のことです。
しかし、逆に考えれば「恒久的にマイナスのアドバンテージを与える」カードがあれば、
より黒コンというものの特性にあったカードといえるのです。ゼクアインやゴトラタンが相当
するといえますが、以前のコラムにも書いたように残念ながらそれらのカードが活躍できる
環境とは言いがたいのが現状です。「命令の錯綜」を中心に黒コンが構成されていくのならば、
ティタガンの後に続く4国力のユニットとしてはベストとはいえないまでもベターであることは
間違いないでしょう。

要はスロット・スペースの問題です。4国力ユニットであるという特性を十分に考えた上で、
採用の是非を問われるものだと思います。カード自体は強力です。しかし強力なカードが
使われるとは限らないのがTCGの面白く難しいところなのです。
by Diz_Labo | 2007-09-07 15:04 | GW

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